問題児なんてどこにもいない!!~おかしいのは学校のシステムです~
もともと、問題児なんてどこにもいないんです。
問題児は、周りの関わりと環境が勝手に生み出すもの。
私はそう思います。
「あの子、素直じゃないから扱いづらい」
その子には、素直でいられなくなる何かがあったのです。
素直にならないことで、守っている何かがあるのです。
「ウソばっかりつく子だよね」
その子がウソをついている目的が必ずあります。
ウソをついた方がうまくいくことが何かあるのです。
「態度悪くて、やになっちゃう」
態度が悪くなったのはいつごろからでしたか。
その時、何がありましたか。
その子が態度を悪くすることで、訴えていることが何かあるはずです。
「親があれじゃあねぇ」
その親御さんが抱えていることは何ですか?
子育てって大変なことです。
日々いろんなことがある中、学校へ子どもを送り出してくれているんです。
そのことに、まずは感謝しませんか?
問題児なんて、どこにもいません。
学校のシステムに適応しない子を、問題児扱いするのは止めましょう。
45分×6コマも、じっと座っていなきゃいけない能力が、将来何の役に立つというのでしょう。
それが、退屈な授業だったらなおさらのこと。
まっすぐ並べないからなんだというのでしょう。
整列しなきゃいけない機会なんて、大人になってからありましたか?
国語ができなくても、算数ができなくても、立派に生きていけるんです。
狭い世界で、人と人とを比べ、競わせ、子どもたちの大切な自尊心を損なわせるのは、もう止めませんか。
問題児とよばれる子たちは、必死に教えてくれています。
「学校、おかしいぞ!」
「もっとこう生きたい!」
「簡単に決めつけるな!」
子どもたちの未来に本当に必要なものは…
自分を愛する心
人を信じる心
だれかの役に立てることを心から喜べること
学校を、本当に必要なことを学べる場所に、していきたいです。