ゆるけりゃいいってもんじゃない~私立の小学校の講師になって見えてきた~
4月から、私立の小学校の臨時講師を始めました。
担任という役割を12年ぶりに離れてみて…
いろいろ見えてくるものがあります。
加えて、私立と公立はやはり全然違います。
そこから日々学ばせていただいていることが多いです。
「公立の小学校って、ほんと意味わからないこと多いですよねー。」
「うちは号令とか、堅苦しいことは子どもにさせないんで。」
…ふむ。
とってもいい学校だし、共感する部分はものすごく多いのですが…
入ってみて思うこと。
ゆるけりゃいいってもんでもないのかもなぁと…
私はクラスを経営するときにすごく大切にしていたことは…
感謝する気持ちをもつこと
自分自身で生きていくための力を身につけること
人との関わり方を学ぶこと
だから
最初と最後の挨拶(号令?)は大切にしていました
心を込めてこの場に感謝することは大切だと伝えていました
号令をかけること自体に賛成なわけではないけれど、捉えようによっては意味のあるものにすることもできます。
目上の人を尊敬することの大切さを伝えるために、
私に対して徹底して敬語をつかわせるようにしていました。
社会に出て人から信頼される人になってほしいから、
職員室での立ち振る舞いやマナーは徹底して厳しく伝えていました。
号令なんて別になくてもいいです。
先生にタメ口だっていいです。
職員室の出入りに礼儀とかマナーなんてなくてもいいです。
でも。
挨拶はきちんとできたほうがいい。
目上の人を尊敬する気持ちはもってた方がいい。
最低限のマナーや礼節は身につけられた方がいい。
大切なのは…
置かれている環境や設定がどうかではなく、その環境やその設定で子どもたちに何を伝えようとするかなのだなと、改めて思いました。
私に与えられた時間は週1時間。
その中で、子どもたちに伝えられることがあることに感謝です。
新たな環境で、挑戦させていただけることに感謝です。