自分のおしり、自分で叩けますか?~この一言で子どもたちの目が輝いた✨~
2学期が始まって2週間が過ぎた月曜日。
始めのやる気が少し落ち着いて、運動会まではまだちょっと日があって。
なんとなーくダラーっとした空気が流れているような、いないような………
子どもたちは、やるべきことはきちんとやっています。
手伝いもよくするし、挨拶もよくする。
発表もよくしてるし、運動会に向けての練習も、自分達で声をかけ合ってやってはいる。
でも、何かが足りない。
今に満足せず、よりよいものを目指すエネルギー✨が……
もっとこうなりたい!とかこうなってやる!みたいなエネルギー✨が………
足りなーーーーい!!!(ノ`Д´)ノ彡┻━┻
暑苦しい先生でスミマセン。笑
というわけで、話をしてみました。
「ねぇみんな。最近どうよ?」( ´ー`)
(久々会った友人と居酒屋に行ったときの第一声のように。笑)
??
「なんかさ。最近このクラス、こなれちゃった感じがするんだよね。いい意味でも悪い意味でも。」
????
こなれたって何ですか??
「まぁ怒られないくらいのやるべきことはできるようになったので、こーんな感じでやっていきまーす。みたいな感じ。」
怪訝そうに首をかしげるみんな。
それってダメなんですか??
「ダメじゃないよ。でも、そう考えてたら、これ以上にはならないんだよね。卒業までずーーーっと、先生に怒られないくらいのレベル止まり。」
「週目標5つあったらだいたい2つくらいギリギリで達成すれば、いっか。
体力アップキャンペーンは15人くらいが走ってればいっか。
給食は13時ごちそうさまは間に合わなくても3分遅れくらいで終われば、いっか。
運動会の練習は、音楽かけてなんとなく声かけて、15人くらい踊ってれば、いっか。」
あーー…………確かに。
全然ダメだったころは、どうすればよくなるかもっと考えてたし、何とかしようともっとがんばってた気がする。
「先生が設けた、ここは越えてくれないと!っていうラインがあってさ。前は、そこを越えなかったら6年生として恥ずかしい!!って、ムチを振り回してる先生が後ろにいたわけだ。」
ムチ!!笑
こわいこわい!!笑
「みんなは、そのラインを見事にクリアしていった。んで、先生はもうあまりムチを振り回さなくなった。」
なるほど!
確かに最近先生怒ってない!
「じゃあ、次のみんなの目指すラインはここザマス!!って言って、また先生がムチを振り回してもいいんだけどさ。」
やだーーー!!笑
「もしくは……。ほーれほーれ!運動会の練習もーっと頑張ったら宿題なしにするわよーってご褒美をぶら下げて、前を走ってあげてもいいんだけどさ。」
少し笑いが起こったあと、みんなの目が真剣な色に変わったような気がしました。
「みんなはそれでよいのですかね??」
いやです!
と、元気な反応。
「自分のおしり、自分で叩けますか?」
はい!叩きます!!
元気なSくんがそう言って、クラス中に笑いが起こりました。
「もっとこうなりたい!って思いを、もっと自分たちで話し合ってごらん。みんなは、もっともっといろんなことができるよ。」
こういうとき、キラキラっと輝く子どもたちの目が、大好きです。
さて。
ここからどうなるか、楽しみです。
しっかり見守っていきたいと思います。