みかん先生はくじけません

教育革命家。未来学園HOPE学園長。しあわせ先生塾主宰。元小学校教師。平本式現場変革リーダー養成サブ講師。DoMaNNaKaマスタートレーナー。日本プロカウンセリング協会二級心理カウンセラー資格。教育についてのいろいろを綴ります。

罰ゲーム方式で子どもは伸びない!~そうするとよくなることを実感することが大事!~

f:id:mikan0515:20181209203712p:plain

私は、

○○しなかったら△△!

みたいな罰ゲーム方式を教室で取り入れることに、断固反対しますι(`ロ´)ノ

 

 

これって結構学校にあふれている戦法なのですが…

 

静かにすることがが出来なかったら廊下を雑巾掃除するとか

宿題忘ればっかりする人は給食のおかわりができないとか

 

そういうやり方って、最終的にその子自身の成長につながらないと思うのです。

 

 

人にはみんな、得意不得意があります。

その得意不得意に合わせて将来生きていく道や職業を選べばいいのであって、

 

絶対これが正しい

これをやれば生きていける

なんていう確実なものは存在しません。

 

 

もちろん、
苦手を克服するために努力することは大切なこと✨

でも、

その努力する力は人からバカにされたり罰ゲームを与えられることによって生まれてくるものではない

と思うのです。

 

 

例えば…
私は、黙って人の話を聞くのが苦手です。

直さなきゃなーとはずっと思っているし、そのことによって人を不快にさせてしまうこともあります。

 

でも。

 

もしも、

「人の話を遮って自分の話をしてしまったら、校庭を2周走れ」と言われたら…

 

その場では我慢できるかもしれない。

でも、その我慢した分のストレスを他のところで解消しようとするかもしれません。

そして、

学校は、行きたくない嫌な場所になってしまうと思います。

 

 

そうではなくて、もしも。

 

私のその苦手な部分を克服しようと一緒に頑張ってくれる人がいたらどうでしょう?

応援してくれる人がいたらどうでしょう?

たくさん聞いてもらったから嬉しいよ、聴くの上手になったね!と喜んでくれる人がいたらどうでしょう?

 

黙って人の話を聞くことは、苦痛ではなくなるのではないでしょうか。

すぐに直らないにせよ、聴くことの大切さを実感できるのではないでしょうか。

 

私は教室をそういう場所にしていきたいです。

そのためにできることを子供達と一つ一つ考えていきたいです。

 

またしてもかなり間が空いてしまった!Σ( ̄□ ̄;)

週4日以上更新、何とかして成し遂げるぞー!!

がんばるときのアドバイス~子どもたちの自主学習キャンペーンに学ぶ~

f:id:mikan0515:20181122042502p:plain

今週、自主学習がんばろうプロジェクトを立ち上げた子どもたちが、自主学習キャンペーンを始めました。

 

クラスを4グループに分け、自主学習でゲットしたAの数でポイントを競うというもの。

 

自主学習は、競うためにするものではないけれど…

なかなか自分から学習をする気にならない子の、何かのきっかけになったらいいなと思い、させてみることにしました。

 

これが、効果は絶大!!笑

 

30人ほどが自主学習をやって来るようになり、

そして、1日何ページもやって来る子も出てきました。

 

 

その中で気になったのが、がんばっている子から出た、こんな一言。

 

「Cグループはいいよねー。もともとやる人多いじゃん。わたし○ページもやったのに、全然勝てないんだよ。やらない人もいるしさー。」

 

うーん。

これってなんか違う。

 

そう思ったので、クラス全体に少しお話をすることにしました。

 

「私だったら、ポイントが少ないグループにいた方がワクワクします。だって、こっからぐーんと伸びる可能性があるでしょ。」

 

子どもたちは最初、きょとんとしていました。

 

「どうしたら記録が伸びるか考えていろいろ試せる。

一人が不安だったら、友達と一緒に試せる。

工夫しがいがある。

自分次第で変えられる。

これって、ワクワクするでしょ?」

 

あー。なるほど。

子どもたちけら声があがります。

 

「そのときのかんばり方っていろいろあると思うんです。」

 

「私、こんなにがんばってるんだから、あなたもやってよ!○ページもやって大変だったんだからね!

こう言われてやる気になるかな?」

 

ならない!こわい!と叫ぶ子どもたち。

 

「じゃあ、どう言えば相手をやる気にさせることができるかな?」

 

一緒にがんばろう!

とか?

その人それぞれでちがくない?

こんなやり方したら楽しいよーとか?

 

「せっかくクラスで取り組むキャンペーンです。

みんなとだから自主学習がんばれた!

自主学習ってやってみるといいことある!

思ってたより楽しいかも!

みたいに思える人が一人でも増えるキャンペーンにしていってほしいです。」

 

帰りの会の後、グループごとに集まって、作戦を立てている様子が見られました。

見守っていきたいと思います。

 

 

 

子どもたちに偉そうに話しましたが…

これ、私自身がよくぶち当たる問題です。

 

私こんなに頑張ってるのにどうしてわかってくれないの?

こんなに頑張っているんだから、もう少しあなたも頑張ってよ!

 

受ける側に立ってみれば、こんな身勝手で耐え難い要求はない。

 

頑張るか頑張らないかを決めるのは自分です。

自分で頑張ると決めておいて、つらくなったら他の人に八つ当たりし、同じだけの頑張りを要求するのは無理というもの。

 

分かってはいるつもりなのに、自分のこととなるとついしてしまう。

気づくと相手に求めてしまったり、苛立ちを感じたりしてしまう。

 

でも。

自分さえ我慢してればいいと納得させるのも違う。

それでは、いつかどこかに歪みが生じてしまう。

 

 

努力は自分のためにするもの。

自分自身の将来のためにするもの。

文句を言うなら工夫をすること。

少しでもよくするために、何ができるか考え行動をすること。

 

そのことをいつも忘れないようにしていきたいです。

子どもの力を伸ばす方法②~褒め方には気をつけて!~

f:id:mikan0515:20181112224233p:plain

褒めることはよいことだと思われています。

私も、叱るよりは褒めて伸ばすを心かけて教室で子どもたちに声かけをしています。

 

でも、褒めりゃいいというものではない。

褒める時にも注意しなければいけないことがあるように思うのです。

 

 

①何を褒めるか

 

まず、何を褒めるかです。

褒める対象を間違うと、それはそれで子供たちの成長の妨げとなってしまう場合あると思います。

 

これ、私もよくやってしまって反省するのですが…

結果で褒める褒めないを決めてはいけないと思います。

良い結果が出ると褒め、悪い結果が出ると褒めないというのは、よくないです。


もちろん、結果を一緒に喜ぶのはいいことです。

でも100点だからあなたはすごい!賢い!といったような褒め方は危険なように思います。

 

結果だけを褒められた子どもは失敗を恐れるようになります。

失敗をしないようにズルをすることさえあるかもしれません。

 

では、何を褒めるのか。

 

これ、メンタリストのDaiGoさんが言っているのを聞いて、おおー!とおもったのですが( ̄ー ̄)b(パクります)

 

選択、戦略、努力を褒めることが重要なのだそうです✨✨

 

その子がなぜ結果を残すことができたのかに注目すること。

どんな選択をし、どんな戦略を立て、どのように努力をしたかをしっかりと見て認めてあげることが大切です。


うまり、100点を取るために、その子がどのように時間を使い、どのような勉強法で、どんな努力をしたのかを認めて褒めればいいのです。

 

あの時こんな選択をできたのがすごかったね。

だからいい結果が残せたんだね。

 

と言うようにフィードバックしてあげることで、その子の次の結果へと繋がっていくのではないかと思います。

 

 

②褒めることの弊害


褒めることにも弊害があることをご存知でしょうか。

それは…

 

褒めないとやらなくなる

または、こちらの顔色を伺うようになる

ということ。

 


自分のためではなく、先生に褒められるから、親に褒められるからと言った理由で何事も行うようになってしまいます。

褒められないと、動くことが出来なくなってしまうのです。

やがて、こちらの顔色を伺いながら、いい子を演じるのが上手になっていきます。

 

 

せっかく頑張ったのに褒めてくれない

褒め方が足りない

というように、こちらの反応に対して不満を抱くことも多くなります。

 

 

 

他にも…

どうせこの人は褒めることしかしないと舐める様になる


これは、学校でよく見られる現象です。

褒めることしかしない先生は、子どもからなめられます。

 

そして、あの子はあんなに褒めていたのに、私のことは褒めてくれないなどと比べるようにもなり、それが学級が荒れる原因になったりもします。

 

 

 

これは、アドラー心理学でも言われていることですが、

そもそも、褒めるというのは上の者が下の者に対して行うという性質が強いものです。

 


例えば。

旦那が、私に対して、

「毎日ご飯を作って偉いね」などと言ったとすると、おそらく「何を偉そうに」と少々イラっとくると思います。

対等な関係でいたいのに、上からバカにされている感じがするのです。

 

これが、先ほどの選択戦略努力を認める方になると、こうなります。

 

忙しい中時間をやりくりしてご飯を作れる事ってすごいね✨

 

こう言われたら、とても嬉しいものです( *´艸`)

きちんと見ていてくれている!次も頑張ろう!!という気持ちになります。

 

 

褒め方ひとつで子供は変わる✨
そのことを心において日々接していきたいです✨

子どもの力を伸ばす方法①~魔法の言葉「ありがとう」~

f:id:mikan0515:20181110183941j:plain

 

プリントをそろえておいてくれたの?

ありがとう!すごく助かる!

 

荷物を持ってくれてありがとう!

おかげで元気出たよ!

 

宿題が揃うと一日がすごく気持ちよく始まるね!

ありがとう!

 

「ありがとう」は、私がクラスで最も頻繁に使う言葉かもしれません。

「ありがとう」と言われた後の、子どもたちの幸せそうな顔が大好きです。

 

一人ひとりに対してはもちろんですが、クラス全体や集団に対してもよく使います。

 

 

例えば、運動会の後。

感動をありがとう。

みんなの真剣に演技する姿を見て、幸せな気持ちになりました。

私もがんばろうって心から思ったよ。

 

委員会の後。

たくさん意見を出してくれて、ありがとう。

そうやって一生懸命考えてくれる高学年がいてくれることで、学校全体がパワーアップします。

 

 

ありがとうを言い忘れちゃいけないのは…

✨子どもがこれから増やしていってほしい行動をしたとき✨です。

 

すかさず全力で「ありがとう」を送ります。

その具体的な行動と、その行動によって私がどう感じているかを伝えます。

あなたの行動によって、周りはこんなによくなった、助かったということをフィードバックするのです。

 

これ、自分がしてもらうと分かるのですが、めちゃめちゃうれしいものです。

 

自然と、またやろうと思える。

自分は周りの役に立つ存在なんだと、自己貢献感をもつことができる。

これを見ていた周りの子たちにも広がっていく。

 

そして、そのうち周りの子たちも、自然と「ありがとう」を言うようになっていきます。

これぞ、HAPPYの連鎖✨です。

 

これ、減って欲しい行動を注意する100倍くらいの効果があると、私は思っています。

 

今日、何回「ありがとう」を言いましたか??

心からの「ありがとう」を、とくに子どもたちにはたくさんたくさんプレゼントしていきたいです。

いつでもどこでも誰でもできる効果抜群の息抜き法

今週のお題「リラックス」

f:id:mikan0515:20181105223632j:plain

 

私が一息つく方法✨


コレ。

誰でもいつでもどこでもできちゃうおすすめの方法です( ̄ー+ ̄)ホントです。

 

疲れてるなぁと思った時とか

イライラする時 不安な時 緊張する時…

コレをするとなんだか一息つけて心が楽になる感じがするんです。

 

 

手順は3ステップ。

 

① 鼻からふかーーく息を吸い込む
お腹とか胸とかがパンパンに膨らむくらい深く吸い込みます。そしてゆっくり吐き出す。

 

② 肩の力をすっと抜いて、背筋をまっすぐにする
鎖骨を綺麗に見せるような、少し胸を開くようなイメージで、肩の力をストンと抜きます。

 

③ 空を見上げる
屋内にいる場合は窓からでも十分です。窓もない場合は携帯の待ち受けでも!(私の携帯の待ち受けは満点の星空です)

 

 

すると……

自然と心が楽になります✨

 

イライラとか不安がすーっと落ちていって…

緊張が自然とほぐれて…

まあいっかーとかまぁがんばるかーみたいな前向きな気持ち✨になることができます。  

 

 

嘘だと思ったら、だまされたつもりでぜひ試してみてください( ̄ー+ ̄)

いつでもどこでも誰でも、ほっと一息つくことができますよ✨

自分的にダメダメだった日はこうする!!~失敗は成功のもと~

f:id:mikan0515:20180621225052j:plain

今日はボロボロだでした


寝不足…

集中力不足…

 

結果、準備不足が各所で見られ…


コンピューター室を取っていたつもりが、うっかり別の日に記入していて取れておらず

授業で使うノートパソコンの準備不足で、授業が始まっても上手く動画が流れず

印刷しておくべきプリントを印刷していなかったり…

授業が延びてしまったり…

 

子どもたちをいろいろなところで振り回してしまいました

 

 

激しく反省です…(´д`|||)

 

にもかかわらず、私の頭に浮かぶのは、言い訳みたいな言葉ばかり

 

~だからしょうがなかった

~がなければ…

このくらいだれにでもあることでしょ

 

あー

なんと、自分の器の小さいこと…○| ̄|_

 

 


帰りの会で子どもたちに謝りました

 

今日は先生のせいでたくさん振り回してごめんなさい

うっかり準備不足でした

今日のようなことがないように明日からがんばります


そう言うと

大丈夫でーす!と笑顔で元気に返事をしてくれました

 

 

そんな子どもたちの存在に改めて感謝です

 

 

落ち込んでる暇などありませんね(* ̄ー ̄)

 

失敗は成功のもとにするためにあるのです

 

今後準備不足にならないために、どんな工夫ができるかを考えます

①朝学校に着いたらすぐにその日1日の流れをイメージし足りないものはないか、無理な予定を立てていないか考えます

②やることをメモする場所がその時々によって変わってしまっていたところに問題がありました→メモする場所を一箇所に統一し一目で確認できるようにします

 

明日はいつもの10倍元気にスタートさせます

 

 

よし

いつも通りワクワクしてきた!!

先生という仕事は恐ろしいものだ~だからこそ続けられることがある~

f:id:mikan0515:20181030221640j:plain

 

先生という仕事は恐ろしいものだと思う

 

そもそも

権力を持つ仕事というのは恐ろしいものなのだ
人は権力を持つと人間性が低下するという実験結果もあるらしい

人は、自分が人より上に立っていると思うと、いい気になり調子に乗るものなのである

ただでさえそうなのに…

私たちの場合、相手は子どもである

まだ未熟な子どもたちである

 

そのことを、教員のうちのどれだけが、自覚しているだろうか

 

「先生には、偉そうな人が多い」「非常識な人が多い」と言われるのは、悔しい

でも

その通りだと言わざるを得ない部分が少なからずあるように思う

 

 

私たちは
子供たちにこちらの当たり前を押し付けることができる


みんなと仲良くしなきゃいけないとか

勉強は真面目にしなきゃいけないとか

朝御飯は食べなきゃいけないとか


いわゆる常識というものを偉そうに植え付けることができる

つまり、洗脳をすることができるのだ

 

これが普通だ

これが当たり前だ

普通からはみ出るものはおかしい

 

普通って、だれにとっての?

当たり前って、人によって違うのに?

好奇心旺盛の子どもたちを普通にしばりつけるの?

常識なんて、その人が勝手に作り上げた思い込みの寄せ集めなのに?

 

 

本当に

恐ろしいことだと思う

 

そのことを、教員のうちのどれだけが、自覚しているだろうか

 

 

私はせめて、自覚した上で向き合いたい

 

子どもたちが幸せに生きていくための何かを伝えたい

常識としてではなく

「私が思う幸せ」として

 

だからこそ学び続けたい

少しでもよりよいものを伝えたいと思うから

 

チャレンジし続ける大人でありたい

胸を張って子どもたちと向き合えるように