見えてきた!!~やる気がない子をやる気にさせる原則~
なんで、みかん先生のクラスはそんなにやる気いっぱいなのか。
なぜ、みかん先生のクラスはそんなに手がいっぱい挙がるのか。
自分の中でよく分かっていない部分もあったのですが…
どんなときも当てはまる原則が見えてきました。
そのことをやる意味が、その子に見えているか否か。
そして、それをやることをその子自身が選択しているか否か。
です。
つまり…
そのことを学ぶことで、そのことに真剣に取り組むことで、本人にどんなメリットがあるのかを、本人が分かるように提示できるかどうか。
そして、それをやることを、本人に選択させられるかどうか。
このメリットの部分を、大人目線で考えても、子どもたちはのってきません。
子どもたちがワクワクするものでなければいけない。
そして、このメリット部分が、抽象的過ぎても、子どもたちはのってきません。
「将来のためなんだから」→例えばどんな?
「自分のためでしょ」→どんなふうに?
例えば、こんな風に言ったらどうでしょう。
「なんで、毎日音読は宿題に出るのでしょう?
音読をするのには意味があります。
この中で、毎週3冊は必ず本を読みますって人どのくらいいる?
そっか。その人たちは正直、音読なんかしなくても、必要な力は自然と身についていくから大丈夫です。
ただ、なかなかそんなには読めないな、とか、なんとなく国語って苦手だなって思う人、多いんじゃないかな。
その人たちでも、基礎的な国語力が自然と身についちゃうようになってるのが、毎日の音読の宿題です。
音読をすることで、目で文章を読む、声で発する、耳で聞くという、3つの体の部分をつかって、文章をインプットすることができる。
これを毎日行うことで、将来立派に活躍していくために必要な、「書く力、読む力」が身につくと言われているのが音読です。
日本で日本語をつかって生きているわけですから、どんな職業についたとしても、日本語をつかって伝えたり、日本語をつかって理解したりすることは必須です。
だから、小学生のうちに毎日音読をしておくことは、いいことだと先生は思う。
ただ、先生はお家まで行ってチェックすることはできないから、どう取り組むかは自分次第です。物事への取り組み方は、みんな自身が選ぶんです。」
その上で、本を読むことの楽しさは、日々伝えていきます。
授業で音読をするときの様子で、変化があった子に、「すごい!!」と声をかけます。
なんでやってくれないのか。
そこからぜひ、考えてみたいこと。
そのことをすることで、その子にとってよいことはなに??