みかん先生はくじけません

教育革命家。未来学園HOPE学園長。しあわせ先生塾主宰。元小学校教師。平本式現場変革リーダー養成サブ講師。DoMaNNaKaマスタートレーナー。日本プロカウンセリング協会二級心理カウンセラー資格。教育についてのいろいろを綴ります。

学校の成績ごときに振り回されるな!~通知表を渡すときに話すお話~

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成績表を渡すときに、私がいつも話す話。

 

「学校の成績ごときに振り回されないでください。」

 

いつか苦情の電話がかかってくるんじゃないかと思うのですが、今のところありません。笑

 

学校の先生がこんなこと言っていいのか、とも思うけれど。

本当にそう思うのです。

 

私は、通知表を渡すとき、必ずこんな話をします。

 

 

今から通知表を渡します。

2学期のための参考にはしてほしいけれど、この通知表の成績が「いい」「悪い」に振り回されないでほしいです。

 

 

あなたたちは、たくさんの能力をもっていて、どの能力もすばらしいものです。

 

学校の成績で評価されるのは、その能力の種類の中のほんの一部分。

しかも、この1学期間という短い期間の中で、先生から見える部分だけを数値化したものです。

もちろん、心を込めて評価はしましたが、先生が見られてない部分、気づかなかった部分はあると思う。

 

だから、「成績が良い人ができる人で、悪い人はだめな人」みたいな、偏ったとらえ方を絶対にしないでほしいです。

これがよかろうと悪かろうと、大した問題じゃないと先生は思う。

 

大事なのは、この結果じゃなくて、そこに行きつく過程の方です。

だから、この学校の成績ごときで人をばかにしたり、自分はだめだと落ち込んだりするのはやめてください。

 

 

渡した後、こう話します。

 

 

すごくがんばって、前よりも成績が上がった人。

おめでとう!!すごい!!よくがんばった!!

やればできるということを学んだあなたは強い。

これからもたくさんのことに挑戦していってね。

あなたたちが成長していく姿に、先生もたくさん元気をもらいました!

2学期も応援しています。

 

たいして努力はしなかったけど、いい成績がとれちゃった人。

まぁ、よかったですね。

あなたは学校の成績の分野はわりと得意な人のようです。

この得意を生かして、もっと成長できるものを探してください。

これを生かして何ができるか、ぜひ一緒にさがしていきましょう。

 

がんばったけれども、思うような成績がとれなかった人。

悔しいね…。でも、その悔しさは次に向かうエネルギーになります。

失敗は成長するチャンスですよ

見直すべきはがんばり方。

人によって、うまくいく方法は違います。

2学期は別の方法でトライしてみてください。

できたところとできなかったところを見比べて、何が違うか一緒に検証しましょう。

先生は全力で応援します。

 

がんばらなくて成績が悪かった人。

「勉強できなーい」なんて、簡単に言わないでください。

できないんじゃない。やってないだけです。

できるかできないかは、一生懸命やってみて、初めて言えること。

落ち込む必要はありません。

 

 

あなたたちには、こんな紙っぺらで評価できないすばらしい面がたくさんある。

 

でもね。

じゃあどうでもいいやーってなってしまうのは、少しもったいないと先生は思います。

 

だって。

みんなは、月曜日から金曜日まで、毎日6時間も学校で勉強をしているわけでしょ?

せっかく時間を費やしているわけだから、将来のみんなの役に立つ時間にしてほしい。

 

ぜひ、自分が前よりもできるようになったところに注目してください。

次にもっとよくしていきたいことを考えてください。

 

先生は、みんなに「がんばってよくなる」経験をたくさんしてほしいです。

そのお手伝いをしたいです。

 

 

 

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