自分の器を広げたい~そのために必要なことはなんだろう~
たまには、趣味で続けている合唱の話をしてみたいと思います。
私は、大学に入った頃に立ち上げた合唱団に、今も所属しています。
現在は女声7名で歌っているので、合唱というよりは、アンサンブルといった感じです。
7名といっても、コンスタントに練習に参加できるのは4名。
3名はそれぞれ事情があって、たまにしか参加できません。
だいたい4声くらいの曲を歌うので、4人でつくり上げた音楽に3人が加わる感じで仕上げる形になります。
コンサートやコンクール前に、よいものをつくり上げようとすればするほど、空気はピリッとしてきます。
そこで必要になってくるのが、器✨なのだと思うのです。
4人で作り上げた音楽が崩れるのは悔しい
でも大好きな仲間とみんなで歌いたい
3人の声をしっかり包んで受け止めたい
でもズレる つくり直すのに時間がかかる
コンサートの日が迫ってくる
焦る でも焦りを悟られたくない
これが、最近の心情でした。
こういった心の動きは、間違いなく歌に表れます。
こんなんじゃ、ろくな歌は歌えないのです。
自分の器の小ささ、浅さに情けなくなりました。
いったい何をやっているんだと( TДT)
受け止める器とはつまり、
受け止める心と受け止める技量✨
広さと深さをもって成り立つもので、そのどちらかが足りない場合は、注いだスープはこぼれてしまうのですね。
今のまま、広げようとすればするほど浅くなる。
心をいくら広げようとしても、技量が足りなければ受け止められないのです。
そこに歪みが生じてくる。
逆もしかり。
技量がいくらあっても、心がなければ、声が合わさることはありません。
私に足りないのは、技量でした。
もうひとつ。
注ぎ方も大切です。
乱暴に注がれるのと、優しく注がれるのでは、溢れる量が違います。
自分の器の大きさをきちんと把握し、その上で「こんな感じで注いでね🙌」という要求はしてしかるべきです。
「私たちはやっぱり7人で歌いたい。でも、ここはキツいからこの部分はこうしてほしい。」という要求はしないといけない。
それができる仲間です。
それが信頼関係です。
何年一緒に歌ってきたと思ってるんだ。
それを信じて頼れなかったのも、ある意味自分の器の狭さだ。
ちゃんと気づけたので、ちゃんと話し合えました。
もっと上手くなりたいと、また強く思えました。
音が、また少し深く優しくなりました。
✴器を広げる方法✴
自分の現在の器レベルを知る
広げるために心を整える
(広げる理由を明確にする。)
技量を磨く努力を怠らない
相手としっかり話す。
(信頼関係はいつだって大事!)
変な見栄なんか張っても、ろくなことはありませんねρ(・ω・、)
いやホントに。
コンサートまで、あと2週間ちょい。
絶対納得いく歌を歌ってみせます。
聴きに来てくださる、お客さまのために!!