先生にとっての授業参観懇談会は…
1学期最後の授業参観懇談会が終わりました✨
保護者の方達と会えるというのは私にとってはとても良い機会です。
💡授業参観は、評価をもらえる場
保護者の方々の授業を見つめる視線、
懇談会の時の相槌の打ち方、表情などから、
保護者の方々がクラスの状態をどう評価しているのかをつかむことができます。
4月。
第1回目の授業参観懇談会。
保護者の方々からの厳しい目を感じます。
今年の担任がどういう人間なのか、値踏みする視線を感じます。
そこから3ヶ月。
保護者の方々の視線がどう変化しているのか。
それは、この3ヶ月間で、自分がどのような学級経営をし、
それをどう評価していただけたかという、
ひとつのバロメーターになると思うのです。
評価をもらえる機会は、教員にとって貴重です。
1ヶ月に一度教室の様子を見るか見ないかの管理職からの評価よりも、
毎日関わる子どもたちや、
その後ろで見守ってくださっている保護者の方々からの評価は、
よいにせよ悪いにせよ身にしみるものがあります。
💡授業参観は、子どもたちのよいところを見てもらう場
授業参観で行う授業に関して、
いつもどおりのありのままを見せる派と特別な授業をする派に分かれるように思います。
どちらがよいとも悪いとも思いませんが、
私は、その中間くらいを目指します。
授業参観は、研究授業とは違います。
特別な資料を考え、用意し、披露し検討する場ではありません。
授業参観は、子どもたちのよいところを見てもらう場だと思うのです。
なので、子どもたちのよいところを保護者の方々に見せられるように授業を考えます。
いつも通りだけど、より子どもたちのよいところにスポットがあたるようにが私の授業参観セオリーです。
①普段の授業でいいなぁとおもっている活動を組み込む。
音読が上手いなら音読を、グループ活動が楽しく盛り上がるならグループ活動を。といった感じです。
②どのタイプの子もがんばっている時間を見せられるようにする。
活発な子が挙手したり発表したりする場。
集中して聞く場。
真剣に書く場。
友だちと活動する場。
クラスで盛り上がる場。
できる限りいろいろな場面を盛り込んで、どのタイプの子も、がんばっている姿をみてもらえるようにします。
また、挙手して発表する場面では、
考えて答える難しいものよりも、みんなが答えやすいものを多くしたり、
グループで話し合って答えに自信を持たせたあとに発表するようなものを多くしたりします。
③年間を通して、いろいろな教科を見せる。
保護者の方々に授業を見せる機会は、学校公開と授業参観を合わせると、年に7回あります。
その7回で、国語、算数、理科、社会、英語、音楽、体育、道徳、学活のなかからなるべくたくさんのものが見せられるようにします。
💡授業参観はありがとうを伝える場
授業参観は、保護者の方々にありがとうを伝える場です。
日頃忙しい中で、様々なものと葛藤しながら子育てを頑張っている保護者の方々に。
子どもたちを毎日送り出してくれることに。
学校で起こる様々な出来事を、あたたかく見守ってくださることに。
心からのありがとうを伝える場だと思っています。
せっかく時間を作って足を運んでくださる保護者の方々が、
来てよかったなぁと思えるものにしたいなと思うのです。
そして、
「学校でがんばってるんだねー!」
「へへ。まあね。」
といった会話が、ひとつでも多くのご家庭でされるといいなぁと。
ちなみに…
昨日の授業参観懇談会は、大爆笑連発の楽しい時間となりました。
なんとも今のクラスらしいです。
保護者の方々への感謝の気持ちをかみしめた1日でした✨