教員のシステムはおかしい!!~ちょっと愚痴を言います~
ちょっと愚痴を言います。
私は、教員という職業のシステムに不満があります。
そりゃ、どこの職種にだってある程度不満とか矛盾とか、あると思う。
そして、教員が他と比べて特別大変な職業とは、まっっっったく思いません。
ただ、おかしいシステムの結果、被害を被るのが、立場の弱い子どもたちだということが、かわいそうでならない。
もちろん、私が今まで10年間仕事をしてきた環境だけを見て、ものをいっているので、他がどうかはわかりません。
うちは全然違う!ということがあれば、ぜひ教えていただきたいです。
これ、おかしくない?システムその①
担任がもてない(学級を崩壊させる)教員は、○○専科または教務になる。
もちろん、そうではない方もたくさんいらっしゃいます。
専門性をいかして専科で素晴らしい授業をしてくださる方も、教務として学校の要になってくださる方も、たーくさんいらっしゃいます。
でも、上のパターンの方も一定数います。
新しく教員になった方が、とりあえず専科から経験を積んでいくというのは、よいと思います。
そうではなくて、私が疑問を感じるのは、長年教員をやっていて、もうどの学年も担任できないといわれた教員が行き着く先に、専科や教務というものが選択肢にあることです。
上のパターンの方々は、確実に、教科を受けもった学級にトラブルをもたらしてきます。(その授業中にケンカが起こったり、子どもがふざけたりします)
それを解決するのは、担任責任。
私のクラスの理科問題も、このパターンです。
これ、おかしくない?システムその②
荒れてもしゃーない!という学年が存在する。
教員には、然るべき教員教育システムが存在しません。
つまり、教員になったら、経験も研修もなしに突然クラスをもたされてしまいます。
最初の2年間は学級を荒らしてしまう教員の割合が高いのも納得です。
そういった教員はとりあえず2年生か3年生を受けもつ。
これは、暗黙の了解になっています。
また、毎年クラスが荒れてしまう教員というのが、一定数います。
この方たちを、1~3年にバラけて配置し、それでもさばききれないと4、5、6年の順に配置していくことも暗黙の了解です。
※この配置する優先順位は、「落ち着いている学年」「やんちゃな学年」という特徴が顕著であれば前後します。
これ、おかしくない?システムその③
1~4年生しかもてないという教員が多すぎる。
高学年は宿泊学習が伴うこと、高学年は学習内容が難しいこと、高学年は学校全体のために子どもたちを動かさなきゃいけない機会が多いこと、高学年は荒れるとダメージが大きいことを理由に、1~4年生しかもてないという教員が多すぎます。
ちなみに、今勤務している学校で、家庭の事情や体力的な問題で高学年がもてなかったり、高学年をもたせると心配だと言われたりしているのは、担任対象教員約30名のうち、20名。
高学年をもてる教員が少なすぎます。
また、クラス以外の重い仕事はすべてできる人に任されます。
つまり、早く帰らなければいけない教員や、経験の浅い教員、仕事ができない教員は、クラス以外の仕事はあまりしなくてもよいようになっています。
したがって、仕事は10名のところに集まります。
職員会議で提案をする資料の8割は、高学年教員から。
抱えている仕事量にかなり差があります。
できるところに仕事が集まるというのは、どの仕事にもあることなんだろうと思います。
わたしが納得いかないのは、給料はあくまでも年功序列だということです。
こなしている仕事量は、基本的に給料に関係ありません。
そして、残業代ははじめから平等に給料のなかに入れられているので、働いている時間も給料に関係がありません。
何か大変な仕事をこなしたからといって、昇給があるわけでもないし、ボーナスが出るわけでもないし、褒めてもらえるわけでもないです。
不登校傾向の子への対応や、授業をよりよくするための残業や、勉強が苦手な子への休み時間や放課後対応をどれだけ行うかは、教員本人のやる気次第。
子どもたちへの深い愛情とか、高いプロ意識とか、教育への信念や責任感とか、ボランティア精神とかで行われるものです。
ひどい授業をし、適切な指導をせず、学級はまとまっていないけど定時に帰り、お給料はたーくさんもらっている方々が存在します。
この方たちは往々にしてめっちゃ偉そうです。
これ、おかしくない?システムその④
深刻な○○ケアが存在する。
学校というのは、特殊な場所です。
同年代の男女が30人も1つの部屋に集められて、1日約8時間、1年間生活を共にします。
小学校は、基本的に担任がほとんどの教科を教えるため、同じ人がその集団の指揮をとり、その集団の立法、行政、司法すべての最高責任者を務めます。
おっそろしいことです( ω-、)
その最高責任者がヒドい人だった場合、その被害は深刻です。
子どもの心にかなりの劣等感を植え付けていたり、やる気が出ない症候群に陥らせていたり、イジメが当たり前になっていたり……
クラスを受け持って4月中は、○○ケアに追われます。
(○○には、前年度その学年をもっていたヒドい教員名を入れます)
○○ケアとは………
教員に対する不信感の塊を抱えてしまった親御さんたちと話し合ったり、
前年度の無礼を謝ったり、
ルールを守ることの大切さや、
人を傷つけることは絶対にいけないことを何度も何度も言って聞かせたり、
前年度は許されても今年度は許さないことを徹底的に話したり、
前年度怒られてばかりだったやんちゃ君の自尊心を取り戻したり、
前年度放っておかれてしまった不登校傾向の子や勉強が苦手な子たちが、成功する体験ができるよう働きかけしたり……
することです。
○○ケアは、最初が肝心。
ゴールデンウィーク前までに、ある程度まで立て直すことができなければ、1年間○○ケアに追われることになるといわれます。
高学年をもつのが難しい理由の1つに、ありとあらゆるヒドい担任たちに何年間も当たり続けてしまった子のケアがとても重いことも挙げられます。
あ"ーーーー!!!(ノ`Д´)ノ彡┻━┻
高学年はただでさえやること多いし、子ども動かすのも難しいのに、クラスのこと以外の仕事がなんでこんなにあるんだYO!!
子ども傷つけまくってケア大変なのに偉そうに帰っていく人の給料が高いのはおかしいだRO!!
クラスが落ち着かないのを子どもや保護者のせいにしてんじゃないよ。だからいつまでたっても成長しないんだYO!!
はい。……愚痴です(* ̄ー ̄)
だからどうするんだとか、解決するためになんかしてみろとか言われたら、
すいませんとしか言えない愚痴です。
愚痴言ってる暇があったら動いた方がいいです。
でも、この現状を他の方々と分かち合うのは悪いことではないかもと思い、書いてみることにしました。
教員をきちんと教育するシステムがあったらいいのにと思います。
仕事をせず、子どもを傷つけ威張っている教員に、然るべき処置を与えることはできないだろうかと思います。
未来を担っていく子どもたちの力を伸ばしてあげられる仕組みを、保護者の方々が安心して子どもたちを預けられる環境を整えていきたいです。
そのために、今の私にできることをしていきます。