がんばるときのアドバイス~子どもたちの自主学習キャンペーンに学ぶ~
今週、自主学習がんばろうプロジェクトを立ち上げた子どもたちが、自主学習キャンペーンを始めました。
クラスを4グループに分け、自主学習でゲットしたAの数でポイントを競うというもの。
自主学習は、競うためにするものではないけれど…
なかなか自分から学習をする気にならない子の、何かのきっかけになったらいいなと思い、させてみることにしました。
これが、効果は絶大!!笑
30人ほどが自主学習をやって来るようになり、
そして、1日何ページもやって来る子も出てきました。
その中で気になったのが、がんばっている子から出た、こんな一言。
「Cグループはいいよねー。もともとやる人多いじゃん。わたし○ページもやったのに、全然勝てないんだよ。やらない人もいるしさー。」
うーん。
これってなんか違う。
そう思ったので、クラス全体に少しお話をすることにしました。
「私だったら、ポイントが少ないグループにいた方がワクワクします。だって、こっからぐーんと伸びる可能性があるでしょ。」
子どもたちは最初、きょとんとしていました。
「どうしたら記録が伸びるか考えていろいろ試せる。
一人が不安だったら、友達と一緒に試せる。
工夫しがいがある。
自分次第で変えられる。
これって、ワクワクするでしょ?」
あー。なるほど。
子どもたちけら声があがります。
「そのときのかんばり方っていろいろあると思うんです。」
「私、こんなにがんばってるんだから、あなたもやってよ!○ページもやって大変だったんだからね!
こう言われてやる気になるかな?」
ならない!こわい!と叫ぶ子どもたち。
「じゃあ、どう言えば相手をやる気にさせることができるかな?」
一緒にがんばろう!
とか?
その人それぞれでちがくない?
こんなやり方したら楽しいよーとか?
「せっかくクラスで取り組むキャンペーンです。
みんなとだから自主学習がんばれた!
自主学習ってやってみるといいことある!
思ってたより楽しいかも!
みたいに思える人が一人でも増えるキャンペーンにしていってほしいです。」
帰りの会の後、グループごとに集まって、作戦を立てている様子が見られました。
見守っていきたいと思います。
子どもたちに偉そうに話しましたが…
これ、私自身がよくぶち当たる問題です。
私こんなに頑張ってるのにどうしてわかってくれないの?
こんなに頑張っているんだから、もう少しあなたも頑張ってよ!
受ける側に立ってみれば、こんな身勝手で耐え難い要求はない。
頑張るか頑張らないかを決めるのは自分です。
自分で頑張ると決めておいて、つらくなったら他の人に八つ当たりし、同じだけの頑張りを要求するのは無理というもの。
分かってはいるつもりなのに、自分のこととなるとついしてしまう。
気づくと相手に求めてしまったり、苛立ちを感じたりしてしまう。
でも。
自分さえ我慢してればいいと納得させるのも違う。
それでは、いつかどこかに歪みが生じてしまう。
努力は自分のためにするもの。
自分自身の将来のためにするもの。
文句を言うなら工夫をすること。
少しでもよくするために、何ができるか考え行動をすること。
そのことをいつも忘れないようにしていきたいです。