みかん先生はくじけません

教育革命家。未来学園HOPE学園長。しあわせ先生塾主宰。元小学校教師。平本式現場変革リーダー養成サブ講師。DoMaNNaKaマスタートレーナー。日本プロカウンセリング協会二級心理カウンセラー資格。教育についてのいろいろを綴ります。

子どもの力を伸ばす方法②~褒め方には気をつけて!~

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褒めることはよいことだと思われています。

私も、叱るよりは褒めて伸ばすを心かけて教室で子どもたちに声かけをしています。

 

でも、褒めりゃいいというものではない。

褒める時にも注意しなければいけないことがあるように思うのです。

 

 

①何を褒めるか

 

まず、何を褒めるかです。

褒める対象を間違うと、それはそれで子供たちの成長の妨げとなってしまう場合あると思います。

 

これ、私もよくやってしまって反省するのですが…

結果で褒める褒めないを決めてはいけないと思います。

良い結果が出ると褒め、悪い結果が出ると褒めないというのは、よくないです。


もちろん、結果を一緒に喜ぶのはいいことです。

でも100点だからあなたはすごい!賢い!といったような褒め方は危険なように思います。

 

結果だけを褒められた子どもは失敗を恐れるようになります。

失敗をしないようにズルをすることさえあるかもしれません。

 

では、何を褒めるのか。

 

これ、メンタリストのDaiGoさんが言っているのを聞いて、おおー!とおもったのですが( ̄ー ̄)b(パクります)

 

選択、戦略、努力を褒めることが重要なのだそうです✨✨

 

その子がなぜ結果を残すことができたのかに注目すること。

どんな選択をし、どんな戦略を立て、どのように努力をしたかをしっかりと見て認めてあげることが大切です。


うまり、100点を取るために、その子がどのように時間を使い、どのような勉強法で、どんな努力をしたのかを認めて褒めればいいのです。

 

あの時こんな選択をできたのがすごかったね。

だからいい結果が残せたんだね。

 

と言うようにフィードバックしてあげることで、その子の次の結果へと繋がっていくのではないかと思います。

 

 

②褒めることの弊害


褒めることにも弊害があることをご存知でしょうか。

それは…

 

褒めないとやらなくなる

または、こちらの顔色を伺うようになる

ということ。

 


自分のためではなく、先生に褒められるから、親に褒められるからと言った理由で何事も行うようになってしまいます。

褒められないと、動くことが出来なくなってしまうのです。

やがて、こちらの顔色を伺いながら、いい子を演じるのが上手になっていきます。

 

 

せっかく頑張ったのに褒めてくれない

褒め方が足りない

というように、こちらの反応に対して不満を抱くことも多くなります。

 

 

 

他にも…

どうせこの人は褒めることしかしないと舐める様になる


これは、学校でよく見られる現象です。

褒めることしかしない先生は、子どもからなめられます。

 

そして、あの子はあんなに褒めていたのに、私のことは褒めてくれないなどと比べるようにもなり、それが学級が荒れる原因になったりもします。

 

 

 

これは、アドラー心理学でも言われていることですが、

そもそも、褒めるというのは上の者が下の者に対して行うという性質が強いものです。

 


例えば。

旦那が、私に対して、

「毎日ご飯を作って偉いね」などと言ったとすると、おそらく「何を偉そうに」と少々イラっとくると思います。

対等な関係でいたいのに、上からバカにされている感じがするのです。

 

これが、先ほどの選択戦略努力を認める方になると、こうなります。

 

忙しい中時間をやりくりしてご飯を作れる事ってすごいね✨

 

こう言われたら、とても嬉しいものです( *´艸`)

きちんと見ていてくれている!次も頑張ろう!!という気持ちになります。

 

 

褒め方ひとつで子供は変わる✨
そのことを心において日々接していきたいです✨