修学旅行で子どもたちが学ぶこととは?~みかん先生にとっての修学旅行の意義!~
またまたご無沙汰すみません。
相変わらず、私の興味関心は四方八方にとっちらかっております。笑
さて。
2日間の修学旅行に行ってきました。
感想をみると、子どもたちはとっても満足して帰ってきた様子( ´ー`)
ヨカッタヨカッタ♪
そもそも、修学旅行って何のためにあるのでしょう?
何の学びを修める旅行なのでしょう?
今日は、私が思う修学旅行の意義をまとめてみることにします。
①歴史的な建造物や自然に触れる。
この経験、大事だと思います。
子どもたちの家庭環境は様々です。
みんながみんな旅行に連れていってもらえるわけではない。
歴史的な建造物や雄大な自然に、実際に五感で触れることで、感性が磨かれたり、その素晴らしさを知ったりする機会を得ることはよいことなのではないかと思います。
もちろん、興味をもつ子もいれば、興味をもたない子もいます。
どこに興味をもつかは、個人の自由です。
大切なのは、経験の幅を広げることだと思います。
②社会を知る。
学校の枠を越えた社会の仕組みを、修学旅行では学んでほしいです。
まず、子どもたちの修学旅行にはどんな人が関わっているかを話します。
・送り出してくれるお家の人&引率の先生(これはいつもの学校枠)
・旅行スケジュールを企画する旅行会社、添乗員さん
・バス会社、バスガイドさん、運転手さん
・観光する場所のスタッフさん
・お昼を食べるレストランのスタッフさん
・泊まる旅館のスタッフさん
などなど!
(もっとたくさんいらっしゃいます)
様々な仕事をする人がいて、この修学旅行が成り立つこと。
様々な仕事をする人たちが、様々なところで考え工夫をすることで、楽しく旅行をすることができること。
その社会で、みんなも生きていること。
そのことを、いろんな場面で伝えていきます。
そして、一緒に考えます。
自分にできることは何か。
社会の一員として生きるってどういうことか。
③社会のマナーを知る。
これは②と関連するのですが…
社会が助け合って成り立っていることを知った上で考えるのが、マナーだと思います。
この旅行で、みんなに関わる人たちに対して、どう接したいと思うかというところに、マナーというものがあるんじゃないかと思うからです。
活動班や同じ部屋の友達と学ぶ集団行動のマナーも、もちろん大切ですが、これは普段の学校生活の延長線上にありものです。
修学旅行では、その枠を越えたマナーを学んでほしい。
お世話になった人や、出会った人にする挨拶のしかた。
お風呂の使い方。旅館の部屋の使い方。
(使った桶や椅子はさっと流してもとの場所に戻すこととか、水気を拭き取ってから脱衣場にあがることとか、使った部屋は自分達で整えることとか…)
観光のしかた。
道路の歩き方。
これらはすべて、出会った人たちへの自分の気持ちを表すものなのだと、逐一伝えていきます。
2日間、子どもたちはよく考え、声を掛け合い、行動していました。
バス会社の方々から、そして、体験学習を教えてくださった職人さんから、
「こんなに気持ちよくお仕事ができたのは久しぶりだ。ありがとう。」と、
言っていただきました。
一緒に旅館に泊まっていた一般のお客さまから、
「みなさんが泊まる日にご一緒できてよかった。」と、
言っていただきました。
その度に見せる子どもたちの表情は、とても誇らしげで、キラキラしていました。
心でつながる社会は、素敵です。
社会には、素敵なものがたくさんある。
子どもたちの心のどこかに、そのキラキラが残るといいなぁと思います。
今回ご一緒した、たくさんの方々に、感謝!!