リーダーになれる子をそだてるには?~プロジェクトを発信しよう!~
お久しぶりです。
雨の中行われた運動会の子どもたちの演技は、本当に素晴らしいもので、不覚にも大泣きしてしまいました。
大きな何かを乗りきった子どもたちの晴れ晴れした表情を見た瞬間に、先生をやっていてよかったという気持ちが沸き上がってくるのを感じました。
…………んが、
これでハッピーエンドではありません。
大きなイベントのあとに必ずやって来るのが、たるみとゆるみ。
これを甘く見ると後々痛い目に遭います。(´TωT`)
大きなことを終えたあと、気持ちがゆるむのは当たり前です。
私もそうです。
みんながよっしゃやるぞー✨なんてテンションになるわけがない。
こんなときにこそ、子どもたちのリーダー性をたくさん刺激して育てたい!!
と思うわけです。
そこで、運動会翌々日から、プロジェクトリーダーを募集することにしました。
クラスの中で「もっとこうしたい」「こうすればもっとよくなるのでは?」という課題を見つけられた人は、プロジェクト企画書を作成し提案して、自らリーダーになっちゃおうという企画です。
「もっとこうすればよくなるのでは?」という気持ちは、多くの子どもがもっているものです。
でも、それをなかなか発信できないのは、自分の案に自信がなかったり、失敗するのが怖かったりするから。
企画書を作成することで、私がその案に助言できます。
そして、「失敗してもいいよ!先生もいいって言ったんだから、失敗したら先生のせいでもあるよ!」というお墨付きをプラスして返してあげるのです。
企画書には、現状と目指すゴール、達成目標期限、具体的対策を書いてもらいます。
私が目を通し、アドバイスや手直しを加えて、合格するとプロジェクトスタートです。
現在進行中のプロジェクトは6件。
リーダーは連名でもいいので、全8名。
「給食配膳スピードアッププロジェクト」
「体力アッププロジェクト」
「目標達成率アッププロジェクト」
「Sくん応援プロジェクト」(Sくんは不登校傾向のお子さんです)
「13時にみんなでごちそうさまプロジェクト」
「机の中ピカピカプロジェクト」
普段はなかなか全体に声をかけられない子たちが、積極的に声をかける様子が見られます。
プロジェクトが達成すると、クラスの花が咲くので、みんなも楽しんで協力している様子。
ここからは、とにかくやってみる姿を見守り感謝すること。
ダメだったら改善策を一緒にどんどん考えていくこと。
やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ
話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず
やっている 姿を感謝で 見守って 信頼せねば 人は実らず
大好きな山本五十六さんの言葉を胸に、応援していきます。