判断できる人になるためのアドバイス~運動会奮闘記その③~
奇跡の朝から2日。
運動会まであと2日。
運動会奮闘記、続編です。
(奇跡の朝については過去記事参照です)
子どもたちだけで動けるようになると、問われるのが判断力の質です。
2日前の功績に味をしめた子どもたちは、やたらと学年みんなで体育館に行こうとするようになりました。笑
え!10分しかないのに??Σ( ̄□ ̄;)
他の学年だって使うかもよ?
それより今はクラスで○○を確認した方が……
みたいな、当たり前のオトナの常識はまだまだ通用しなかったりします(・・;)
結局全員集まれず、
結果ほとんど練習にならず、
ブーたれる子も出てきます。
そりゃそーだ💨
140人が平等な立場で動いており、指示系統がない。
基本思いつきで動いている。
まだ12才。
オトナの常識で行う判断なんか、求める方がおかしいのです。
こんなとき、
彼らの判断を否定しちゃいけない。
こちらの判断を押しつけちゃいけない。
判断し行動した部分を誉めちぎった上で、
学年の先生たちで話し合って、こんなアドバイスをすることにしました。
判断し、行動する力を身につけた6年生のみなさん。
次のステップへ進んでください。
まず。
今日、自分の頭で考え、声をあげ、行動したみなさん。
なぜ失敗したのかを考えましょう。
次はどんなことに気をつけて判断すればよいのか。
相談しながら頭をフル回転してよーく考えてください。
体育館は空いているのか?
自由につかえる時間はどのくらいあるのか?
考えたことを次にいかしてください。
失敗した分、賢い判断力を身に付けることができます。
判断力は、成功と失敗を積み重ねた経験からこそ、身に付けることができるのです。
次に。
今日、誰かについてきただけで特に自分では考えていなかったみなさん。
次は自分の頭でも考えてください。
この方法で本当にいいのか。
なぜうまくいっていないのか。
自分にできることは何か。
人任せでは、成長しません。
大切なことは2つです。
一、目的を見失わないこと。
今、みんなが向かっている大きな目標は何ですか?
その、表現をよりよいものにするという目的に向かって進むように考えてください。
一、文句だけいう人にならないこと。
何もしないで文句だけ言うのはやめましょう。
人を傷つけ、やる気をなくさせ、自分の価値も下げる。
いいことは何もありません。
見守り、アドバイスする中で、悩みながらも少しずつ進んでいく子どもたち。
演技もいよいよ仕上がってきました。
運動会まであと2日!
今からてるてる坊主をつくります!笑