子どもたちからの先生への相談~12歳もいろいろ大変です①~
先週は、子どもたち一人ひとりと面談する期間でした。
毎日一緒に過ごしていても、2人でゆっくり話す時間はなかなかないものです。
子どもたちには事前に、
「何か相談したいことがあるか考えておいてね。」と伝えておきました。
相談期間を終えて思うことは、彼らもいろいろ悩んでいるんだなぁ…と。
相談内容はいろいろあったので、何回かに分けて少しずつ紹介していきたいと思います。
①どうしたら、授業中手を挙げられるようになりますか??
失敗したらどうしようと思うと、なかなか挙げられないんです。
→手を挙げられるようになりたいと思えたことがまずスゴい。
どうして手を挙げられるようになりたいのかな。
なりたい自分を具体的にイメージしてみよう。
もし本当にそうなれたら、どんな気分かも。
作戦はスモールステップでできそうなことから始めよう。
狙い目は、得意な教科から。
手を挙げる目標を具体的にして、先生やおうちの人に宣言しちゃおう!
②お母さんの言うことを素直に聞けません。どうしたらイライラせずに話せますか?
反抗期なんだと思うんです。注意されるとイラっとします。
→反抗期は、成長している証拠。
それに気づけているってまずスゴい。
明日の自主学習に次のことを書いてきてください。
・イラっとしたお母さんからの注意
・なぜお母さんがそのことを注意したか、自分なりの見解
(正直に。「たぶん八つ当たり」とかも可。)
・今日お母さんにしてもらったこと
・書いてみて、気づいたこと
これを、3日間続けてみよう。
反抗期は悪いことじゃないと思うけど、これをやってみると、見えてくることがきっとあるよ。
③いつもだれかの悪口を言っている友達がいます。その友達を嫌な気分にさせずにそれを止めるには、どうしたらいいですか?
何か言うと、私の悪口も言われちゃう気がするんです。
→あなたの心は素敵です。その心を大切にしてね。
これはきっと、多くの人が生涯付き合っていく悩みです。
1、さらっと流す。
「ふーん。」と言って別の話題に切り替える。
(リスクは低いけれど、悪口はなくならない)
2、解決策を提案する。
「あいつすぐ私の真似してきてやなんだけどー」「そうなの?真似しないでって言ってみたら?」
(単に悪口が言いたいだけの場合、チッと思われる可能性あり。でも、前向きな悪口は相談にもなり得る)
3、悪口はいけなーい!やめよー!とストレートに言う。
一人じゃなくて、何人かでいるときに言う方がオススメ。
(リスキーだけど、本当にその子のことを思うならベスト)
これじゃないといけないっていうのはなくて、その時々で選んで対応していくのがいいんじゃないかな。
ファイト!
ちなみに、この相談を受けて、早速「悪口」について、道徳の授業で扱いました。
12歳も悩んでおります。
いくつになっても悩みは絶えないもの。
彼らのように、まっすぐ悩みと向き合って生きたいです。
そして、一緒に悩んだり導いたりできる存在になりたいです✨