あきれるほど親バカな父
今週のお題「おとうさん」
私の父は、あきれるほど親バカです。
自分や自分の家族がスペシャル✨であることを信じて疑いません。
たとえば…
私「今度研究授業やることになったよー」
父「そうか。優秀な先生が選ばれるやつだな?さすがじゃないか。」
私「違うよ。若い先生から引き受けなきゃならないの。今回の社会のメンバー的に、立候補したんだよ。まぁ、やりたかったし…」
父「いや。それは、お前にみんながやってほしくて期待してそのメンバーにしたに違いない!みんながお前に期待しているんだ!」
私「……………。(いやいや。社会のメンバーってそんなことで決まらないから)」
他にも…
こんなツッコミどころ満載の勘違いも、本当に大真面目で話してきます。
「お肉屋さんに行ったら、特別におまけしてもらえたんだ。やっぱり父さんは人を惹き付ける魅力がある✨」
「病院で、なぜか父さんだけいつも早めに呼ばれるんだ。あの先生、きっと父さんのことが気に入ったに違いない✨」
…………。
そんなわけあるかーい!!(ノ`Д´)ノ彡┻━┻
これに対して、
「違うよ。おまけってお得意様とか、いっぱい買ってくれたお客さんにはみんなにするんだよ。」
とか
「勘違いでしょ。気に入った患者を早めに呼ぶ先生とか、聞いたことないから。」
とか
正論を真面目に返すと怒り出します。
口下手なので、最終的にはいつも、
「親に向かってその口の聞き方はなんだー!!💢」
が決め台詞でした。
昔はよくこれで言い合いになり、よく怒られましたが、
今は、するっと聞き流すことができるようになりました。
どんな的外れな勘違いを言われても、こう返せばいいのです。
「ソダネー(* ̄ー ̄)」笑
そうすると、なんてまあ幸せな人なんだろうと思います。
父のように世の中を見ることができたら、楽しいだろうなぁ……。
昔から、父は、自分のことも私のことも、事あるごとに褒めちぎってくれました。
根拠はなくても、他の子と違って特別だと、言われ続けました。
お前は頭がいい。声がいい。字がうまい。泳ぎ方がきれいだ。特別優しい子だ。
その父の言葉に支えられて、こんなにポジティブに成長したことは、間違いありません。
母が褒めない分、ちょうどよいバランスだったのでしょうね。
お父さん、いつもポジティブパワーをありがとう。
父の日の贈り物、もう決めました。
長生きしてほしいから、今年はお酒は贈りません。
お父さんの大好きなあのグッズです。
渡したら、何て言うかな?
きっと……
「さすがだ!やっぱり私の娘は分かっている✨」
褒めちぎってくれることでしょう。